Commelina coelestis Willd.
コメリナ コエレスティス


メキシコ原産の多年生植物で、深い青色の花弁と雄しべのなかに、葯の黄色があざやかで目を惹きます。 日本のツユクサの仲間は3枚の花弁のうち下方の1枚が小さいかほとんどわからないサイズなのですが、本種は下方の1枚が最も大くてよく目立ちます。

英名ではSleeping Beauty(眠れる森の美女) やBlue Spiderwort (青いツユクサ)などと呼ばれています。


 1.全体 

  2.3枚の花弁のうち、下方の1枚が大きい


 3. 茎のようす

 4. 葉のようす



  5. 苞の柄には短毛が生えている

 6. 苞は離れている

3種類の形態をもつ雄しべ。
奥の3本の仮雄しべは全体があざやかな黄色で目立ち、いかにも大量の花粉があるように見せかけている。 これらは報酬のための花粉をわずかに出している。

 

 7.花弁は濃い青色でとても美しい
 
 8 下側の.3本の雄しべも濃い青色


前に突き出た2本の雄しべからは稔性のある花粉を出しているが、訪問昆虫からは、前に突き出た2本の雄しべの花粉は見えにくいつくりになっている。


 9. 訪問昆虫の目線ではこのようなかんじ

 10. 雌しべ・雄しべのようす (花弁を1枚はずしている)

 11. 6番目の蕾が咲いている

 12. 種子

      


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